sky crawlers

スカイ・クロラを見てきた!
誕生日に前売をくれた気の利く後輩に感謝しながら。じめじめな男三人で。
ネタバレ注意。


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知り合いがmixiの日記で読売新聞の「プロダクトプレースメント」(諸事情により業界系横文字が最近嫌いなのでかっこつき)について言及していたのを事前に読んでいたので、その点については若干意識的に見ていた。
確かに何度かはっきりと読売新聞の文字がでてきた。新聞が時間・場所の設定という意味で存在感がありすぎるというのは確かだと思う。が、この映画では舞台設定をかなり抽象化しているし、むしろ、そうした現実を想起させるような設定が矛盾なく構築されることで特定的になると、架空の物語が具体的な場所や事件について言及しているような風に思えてしまって、それはより抽象的なテーマを描こうとしてるストーリー全体とブレてしまうと思う。輪廻が繰り返される折々における個人名が意味を持たないのと同じように、読売新聞もミートパイも戦闘機の年代も固定電話も意味を持たない。逆にそうした設定間の矛盾・破綻が、具体的な時間・場所の設定を無意味化して全体としての「ゲーム性」が強まっていたように思う。結論を言えば、(読売新聞の登場が肯定的な意味で適切だったかどうかは別として、)そんなに気にはならなかったし、ストーリーとその世界観の構築の上では支障をきたさないと思った。


あとは菊池りんこがてんてんてんな感じでした。これは割と満場一致なようですが。


見に行った友人と「あの店の前のじいさんなんだったんだよw」「最初バトーかと思ったぜwww」とか笑い飛ばしていたが、色々レビューをのぞいていたらじいさん「ティーチャー」説が登場。確かにティーチャーと遭遇したときに限ってじいさんが店の前にいなかったような気がしてくるw
そんなオチはいやだな。その正否はあまり重要ではないと思うが。


まあ細々したことは置いといて、戦闘シーンの映像と音は本当に秀逸だと思ったし、全体としての映画の空気は非常に心地よかった。


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最近のアニメはコードギアスくらいしか見てなくて、その無法ぶりにあきあきしていたので、映画館まで足を運んだ甲斐があった。やっぱりアニメは連続物より映画!(という時点でオタクにはなれない)
次は劇場版グレンラガンだな。そして破はいつやるんだこのやろー