wall

いわゆる「壁」というものが少しずつ見えはじめてきた。
とは言っても全体像をはかりかねていて、わりと得体が知れない。


壁はきっと、形が見えないと乗り越えるのがむずかしい。
知らぬ間にぴょんと飛びこえてしまう人もいれば、
形が見えれば乗り越えたのも同然という人もいるだろうが、
どちらかと言えば、形が見えてからもうひと苦労するタイプだ。
どれにしても最終的には、大したことないことがきっかけになったりする。


それを誤魔化したり、避けて通ろうとしても平行線はずっと続く。
たぶんどんどん形が見えなくなって、それこそ壁の存在がわからなくなる。
一度形が見えかけたものを見失うと、取り返すのはなかなかやっかいだ。


手を抜いたり、サボったりするのは癖になる。
怠慢も否定しているうちは、誤魔化しているのと変わらない。
そういうものを肯定できる態度になることが前進だったりする。
そんな気がする。


しゃんとしなくちゃ。

備忘録

嘘をみわける必要がある。


価値は言葉でつくるものじゃない。それは捏造。
言葉はあまりにも説得的すぎるし、嘘をつきやすい。
それが、最もおぞましい、と思いつづけてきたことじゃないんだろうか。


そこにすっと存在する緊張関係を、壊れないようにそっと、両手ですくいとる。


それを考えられるようになるのはずっと先の話かもしれないけど。

TP

昨日24歳になり、今日クリエイティブ職に配属になった。
正直、嬉しい。
同時に強迫観念のような得体のしれないものが襲ってきている。
24歳は大きな節目になるのかもしれない。


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たった24年の人生の中で、
僕よりすてきなコトバやおもしろい気づきをもっている人を、たくさん見てきた。
僕より広告が好き、あるいは嫌いという人を、たくさん見てきた。
そういう人たちの心を動かしたり温めたり驚かしたりするということは、
思ったよりずっと難しいことなんだと思う。


彼ら彼女らをハッとさせるようなものづくりがしたい。
いつもそこに立ち戻ろうと思う。

The Wandering Jew

長い4年間が終った
本当に長かった
あっという間という感じが全くしない
なにもかもをはじめた4年前なんて遠い昔のことのようだ





最後の最後まで、納得いく作品やショウやイベントなんて作れやしなかった
当たり前だろう


それでも誰かの感情や行動がほんの少しでも動いたのであれば、
僕の4年間もちょっとは報われるのかもしれない


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正直少し自信をなくしたかもしれない
それでいい
いつも僕はそこからはじめている
6年前と一緒だ


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「他人を追い込んだ分だけ、自分が追い込まれる」
某少女漫画にそんなことが書いてあった
ぎくりとしてしまう