探し物
探し物はなんですか
みつからないものですか
鞄の中も 机の中も
探したけれどみつからないのに
まだまだ探す気ですか
それより僕と踊りませんか
夢の中へ 夢の中へ
行ってみたいと思いませんか
lululu...
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半年以上前の話であるが、文化の生涯学習課の課長とお話する機会があった。
「なんで洋服?」という耳ダコに近い質問に
モードの原動力が、それまでにないもの/それまでと違うもの/新しいもの という、「曖昧なよくわからない」ものへの探求にあるとすれば、それが極めて人間的な営みのように思えて興味深い、あるいは、自分自身の生き方と照らし合わせて強く共振するものがある
というようなことを偉そうに答えた覚えがある。
歴史という観点から見れば、ファッションは明らかに革新性という概念にはぐくまれるものです。
〜 Unlimited COMME des GARCONS より
モードは、その存在自体、求めるられるものを曖昧にする性質がある、というか、曖昧なものを曖昧に求める営み、それをメタに見てさらに曖昧という感じを受ける。(うまく表現できない)
芸術における「探究」のぼんやりとした感じよりもずっとぼんやりとしている。
それは、そもそも衣服がなんであったかということと、モードの営みの間に大きな齟齬が存在しているからなのかもしれない。
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そういえばこの前、Podcastで坂本龍一×小林康夫の学際特別講義をさわりだけ見たが、
「坂本さんを見ていると、何かを求めて様々な活動をしているように見える」
「どうかなあ。そんな気もするけどよくわからない」
というような会話で講義が始まった。
そういえば、一年生のときにへらへら聞いていた小林康夫の美術論は、
「探求としての芸術」みたいな感じだった気がする。
本当にへらへら聞いていたので、あの小林康夫に、教室から出て行けと怒られたほどであったがw、
3年後の今、こうした形で思い出すことになるとは。
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3時すぎから探し物をして、みつかったのは6時だった。
探し物はいつもあっけなく終わる。
夢の中へ消えることにする。